ベトナム、新型コロナ隔離施設の確保急ぐ―ホテルや学生寮も利用検討

2020/03/06 19:42 JST配信

 文化スポーツ観光省はこのほど、25省・市の人民委員会宛てに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に係る隔離施設としてホテルなどの宿泊施設を提供するよう求める内容の公文書を送付した。

(C) tuoitre
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 25省・市には、◇ハノイ市、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市、◇南中部沿岸地方ダナン市、◇ホーチミン市、◇南部メコンデルタ地方カントー市の中央直轄市のほか、◇北部紅河デルタ地方バクニン省、◇東北部地方クアンニン省、◇北中部地方ゲアン省、◇同トゥアティエン・フエ省、◇南中部沿岸地方カインホア省、◇南中部高原地方ラムドン省、◇東南部地方ドンナイ省、◇同ビンズオン省、◇南部メコンデルタ地方キエンザン省などが含まれる。

 25省・市の人民委員会は管轄地域内の宿泊施設を確認した上で、新型コロナウイルス感染症の流行国から入国したベトナム人と外国人の隔離に適した施設を選定し、7日までに施設の質や宿泊料金などの情報を文化スポーツ観光省に報告する。宿泊料金は通常よりも低く設定しなければならない。

 これにより、流行国から入国し隔離対象となった人々が、有料で比較的過ごし易い宿泊施設で隔離措置を受けることができる。

 隔離施設確保策の一環として、ホーチミン市当局は最悪の場合に必要に応じてベトナム国家大学ホーチミン市校の学生寮(4万人収容可能)を隔離施設として利用する考えだ。

 なお、国防省によると、軍の施設では隔離対象者3万7000人を同時に収容できるという。

[Tuoi Tre 10:07 06/03/2020 / Zing 11:43 06/03/2020, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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