ホーチミン:学生が病院向けロボット開発、新型コロナ院内感染対策で

2020/04/01 13:18 JST配信

 ホーチミン市技術師範大学の研究グループがこのほど、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の一環として、医療従事者に代わり患者の心拍数および血圧の計測、検体輸送、食事の運搬、投薬、電子決済を行うロボットを開発した。

(C) Cafef
(C) Cafef

 開発したのは同大機械工学部4年生のグエン・ダオ・スアン・ハイさんとフオン・フウ・タイン・ナムさん。ロボットは現在、同学の医務室と同市トゥードゥック区総合病院で試験運用されている。

 ロボットの重量は40kg、レントゲン室や隔離病棟を自走することが可能。受付では「お手伝いできることはありますか?」と患者に向かって発話し、患者が「受付番号がほしいのですが」と話しかけると、「健康保険コードをスキャンし、カウンターで自動番号を受け取ってください」と応対することができる。

 ロボットの活用により院内感染リスクを大幅に低減できると期待されており、研究チームはホーチミン市内に限らず、遠隔地など人手不足の地域でも運用できるようになればとコメントしている。

[Cafef 11:41 24/03/2020, T]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 国防省傘下の軍事技術学院が開発した医療サポートロボット「ビボット(Vibot)」が、新型コロナウイルス...
 南中部沿岸地方ダナン市のダナン工科大学の学生グループ4人はこのほど、新型コロナウイルス感染症(COVI...
 科学技術省と軍事技術学院は7日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止と医療従事者の安...
 ホーチミン市2区カットライ街区グエンティディン(Nguyen Thi Dinh)通りに新型コロナウイルス感染症(COV...
 ホーチミン市でこのほど、同市連合若年科学技術開発センターの若手研究者と同市工科大学の専門家らの共...
 北中部地方トゥアティエン・フエ省のフエ中央病院では、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を防止...
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止の一環として、ベトナム当局は9日、健康申告アプリの...
 中国・湖北省武漢市で発生し世界的に流行が拡大している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の一環...

新着ニュース一覧

 イタリアのサンペレグリノ(Sanpellegrino)とアクアパンナ(Acqua Panna)が冠スポンサーを務める「アジア...
 日本の警察庁組織犯罪対策部はこのほど、令和6年(2024年)における組織犯罪の情勢(確定値版)を発表した...
 北中部地方クアンチ省チエウフォン郡チエウタイン村で4月28日、南部解放・南北統一50周年(1975年4月30...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 1975年4月30日、特殊部隊の兵士だったファム・ズイ・ドー上尉(男性・75歳)は、南ベトナム大統領官邸(現...
 ホーチミン市交通公共事業局傘下の公共交通管理センターは4月28日、ホーチミン市1区サイゴンバスターミ...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、5月5日(
 4月は、ドナルド・トランプ米大統領が、世界各国からの輸入品に対し「相互関税」を課すと発表しました...
 VIETJOベトナムニュースが4月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:200年の...
 今から50年前の1975年4月30日、サイゴンの南ベトナム大統領官邸(現在のホーチミン市の「統一会堂」)の...
 ハノイ市ナムトゥーリエム区にあるベトナム軍事歴史博物館は、4月30日(南部解放記念日)と5月1日(メーデ...
 世界銀行(WB)は先般発表した最新レポートの中で、ベトナムの2025年における国内総生産(GDP)成長率予想...
 石破茂内閣総理大臣は28日午後、ファム・ミン・チン首相とともに、日越企業が会するハイテク・グリーン...
 ベトナム共産党政治局は、国会民族評議会議長のイー・タイン・ハー・ニエ・クダム氏を、南中部高原地方...
 「第4回ベトナム書籍・読書文化の日」開幕に合わせて25日、ホーチミン市ビンタン区にブックストリート...
 ベトナムを訪問している石破茂内閣総理大臣とルオン・クオン国家主席は現地時間28日午前11時20分から約...
トップページに戻る