農業農村開発省林業総局によると、2015~2019年に中部地方で増加した森林面積は37万3888haで、うち天然林が7万0046ha、植林した人工林が30万3842haだった。森林面積が最も増えた地方は南中部沿岸地方ビンディン省の5万1095ha、次いで同フーイエン省の4万2305ha、同クアンナム省の3万0073haが続いた。
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中部地方の現在の総森林面積は555万3610haで、全国の森林面積の38.01%を占めている。うち天然林は379万0955ha、人工林は176万2655ha。中部の森林率は54.99%で、8つの地方区分の中で東北部の56.28%に次ぐ第2位となっている。
農業農村開発省は、森林減少による温室効果ガス排出量の削減を目的として、北中部地方で森林の保護、森林の減少・劣化の防止策を講じる温室効果ガス排出削減プログラムを実施している。北中部の面積は約510万haで、うち森林が約310万haを占め、森林率は57.76%(2019年)となっている。同省は10月に世界銀行の森林炭素パートナーシップ基金(Forest Carbon Partnership Facility=FCPF)と北中部での温室効果ガス排出削減購入契約(Emission Reduction Purchase Agreement=ERPA)を締結したばかりだ。
全国の森林率は、近年漸増傾向にある。2015年の40.84%から2019年は41.89%に上昇、2020年には42%に達する見込みだ。2019年末時点の全国の森林面積は1460万9220ha、うち天然林は1029万2434ha、人工林は431万4786haとなっている。