ホーチミン:市の路上駐車料金収入は1日2.8万円、管轄変わり2倍超の増収

2020/12/08 03:49 JST配信

 ホーチミン市交通運輸局によると、2018年8月に路上駐車料金の新制度を導入してから2020年4月までの2年近くの間に徴収した駐車料金の総額は30億VND(約1360万円)近くに上るという。

(C) sggp
(C) sggp

 2018年8月に導入した制度は、駐車料金の支払方法をこれまでの回数制から時間制に変更したもので、料金は駐車時間が長いほど高くなる形で大幅に引き上げられた。

 当初は区・郡レベルの都市秩序隊が駐車料金の徴収を担当していたが、1日の徴収額が280万VND(約1万2700円)程度に留まっていたため、不正行為があったのではないかとの疑問が浮上していた。

 2019年5月からは同市人民委員会傘下のボランティア・ユース公益サービス(Besco)が徴収を担当し、1日の徴収額は以前の2.2倍に当たる610万VND(約2万7700円)に増加している。

 Bescoは交通整備担当の社員800人、観光支援担当の社員248人を抱えている。このうち、観光支援担当の社員は路上駐車の管理と料金徴収を兼任している。

 ホーチミン市人民委員会は今後、Bescoを路上駐車管理事業の管轄組織に指定する方針だ。

 なお、市は不正を防止し、利用者の便宜を図るため、「Momo」や「Zalopay」、「VNPayQR」などのeウォレット(電子財布)の導入や、駐車時間などを監視するセンサーや監視カメラの設置を指導した。

[PLO 06:39 4/12/2020, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市交通運輸局は同市警察に対し、路上駐車料金の徴収の対象となっている道路に駐車したにもか...
 ホーチミン市交通運輸局は、市内の路上駐車料金の徴収にノンストップ自動料金収受システム(Electronic ...
 ホーチミン市交通運輸局によると、2018年8月に路上駐車料金の新制度を導入してから2020年12月までの2年...
 ホーチミン市1区・5区・10区の23本の通りで8月1日から路上駐車料金の新制度が導入されているが、路上に...
 ホーチミン市は、8月1日から市内の35本の通りの路上駐車料金を回数制から時間制に変更すると共に、駐車...
 ホーチミン市当局は、個人自動車の市内中心部への乗り入れを制限して渋滞を軽減し、また商業施設などの...

新着ニュース一覧

 世界銀行(WB)はこのほど、ベトナムがグローバルバリューチェーンにおける地位を向上させ、2045年までに...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 チャン・タイン・マン国会議長は24日、カンボジアで開催中の「寛容と平和のための国際議員連盟(IPTP)」...
 航空会社や旅行関連企業などで構成される米国拠点の非営利団体「APEX(Airline Passenger Experience As...
 1969年1月19日、スイス人の若者3人が、フランス・パリのノートルダム大聖堂の高さ100m近い尖塔に登り、...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は22日、2024年の信頼性の高い製薬会社トッ...
 公務員の基礎賃金が7月1日から234万VND(約1万4200円)に引き上げられたことに伴い、ホーチミン市の幼稚...
 ハノイ市人民委員会はこのほど、「経済的で効率的なエネルギー利用に関する国家プログラムの2025年実行...
 ベトナム共産党政治局は、ベトナム女性連合会のトン・ゴック・ハイン副会長(党中央執行補欠委員)を東南...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は11月28日
 ハノイ市バーディン区キムマー(Kim Ma)通りのバンフック外交団エリア(Khu Doan Ngoai Giao Van Phuc)で...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)管理委員会(MAUR)は22日、同市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイ...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 ハノイ市人民委員会のグエン・マイン・クエン副主席は、電気とクリーンエネルギーを利用した公共交通シ...
トップページに戻る