保健省の29日午後6時の発表によると、市中感染による新型コロナウイルス陽性患者53人が新たに見つかった。また、1月27日に日本から入国したベトナム人1人も陽性と判明した。これにより、ベトナム国内の新型コロナウイルス感染者数は累計1705人となった。28日と29日に確認された集団感染は計146人に上っている。
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53人の内訳は、◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省:48人、◇東北部地方クアンニン省:3人、◇ハノイ市:1人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:1人。
29日午後に発表された市中感染の53人はいずれもハイズオン省チーリン市で発生した集団感染に関連している。
なお、市中感染とは別途、2020年12月27日に米国からホーチミン市タンソンニャット国際空港に到着し、新型コロナ陽性となったベトナム国籍の女児(8歳)が、退院から8日後に2度の検査で再陽性となったことがわかった。女児は退院後の14日間の自宅隔離中だったが、今回の再陽性を受けて母親とともにクチ郡仮設病院に再入院した。当局は女児の自宅があるトゥードゥック市キムクオン島(ダイヤモンドアイランド)のマンション「モルディブ」の19階を封鎖している。