隣国の感染者急増や不法入国者が後を絶たないことで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第4波到来の可能性が懸念される中、ベトナムの各地方自治体は、公共の場でマスクを着用しない者に対する摘発・処分を強化している。
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南部解放記念日(4月30日)とメーデー(5月1日)に伴う4連休が間近に迫る中、避暑地として人気を集める南中部高原地方ラムドン省ダラット市では連休中における市内のホテル予約率がほぼ100%に達しており、他省・市から大挙して観光客が訪れるため、当局が警戒心を強めている。
同市人民委員会はこのところ、町内放送やテレビ、ラジオなどで、公共の場でのマスク着用を含む新型コロナ対策や違反に対する罰金について情報周知を行うなどして、市民や観光客に対し、警戒を強めるよう求めている。
市はこの数日だけで、公共の場でマスクを着用しなかった観光客と市民計47人に対し、計6900万VND(約33万円)の罰金を科した。なお、公共の場でのマスク非着用には、違反の度合いによって100万~300万VND(約4700~1万4200円)の罰金が科されることになっている。この罰金額は前年と比べて10倍も引き上げられた。