ビンG、シンガポール開発の新型コロナ呼気検査装置30台を保健省に贈呈

2021/06/08 13:01 JST配信

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)は4日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の呼気検査装置30台を保健省に贈呈した。

(C) vnexpress
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 この装置は、シンガポール国立大学(NUS)のスピンオフスタートアップ「ブレソニクス社(Breathonix)」が開発したもので、呼気により新型コロナ感染の有無を検査可能。シンガポール国内で実施した臨床試験の結果では90%以上の精度が確認されており、シンガポール保健科学庁(HSA)からの承認も得ているという。

 装置先端に装着したマウスピースに息を吹きかけると、機械学習アルゴリズムを用いた特殊なソフトウエアが呼吸中の揮発性有機化合物(VOC)を検出し、新型コロナ感染の有無を判断する。検査にかかる時間は1分にも満たない。検査で使用するマウスピースは使い捨てで、二次感染のリスクも低い。

 この新型検査装置は、現在行われているPCR検査と比べて、検査結果が判明するまでの時間が短く、息を吹きかけるだけと検査自体も簡単なため、今後の普及が期待されている。VICは、この新装置を8月末までに輸入を開始する方向でシンガポールと交渉を進めている。

[VnExpress 15:44 4/6/2021,U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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