世界保健機関(WHO)の統計によると、ベトナムは世界の中で不妊率が高い国の一つとされている。ベトナムの中央産婦人科病院とハノイ医科大学付属病院の研究によると、ベトナムで出産年齢にある夫婦の不妊率は7.7%だという。
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WHOの定義では、不妊症は「12か月以上にわたって定期的な避妊法を行わずに性交しても妊娠に至らない疾患」とされている。ただ、35歳以上の女性については、6か月間の妊娠不成立で不妊症とされる。
不妊症には2種類あり、一度も妊娠したことがない場合を「原発性不妊症」または「一次不妊症」、過去に妊娠または出産の経験があり、その後不妊状態になった場合を「続発性不妊症」または「二次不妊症」という。上記の中央産婦人科病院などの研究によると、ベトナムでは一次不妊症が3.9%、二次不妊症が3.8%の割合だった。同病院付属生殖支援センターでは、10年前は不妊症の診断は1日当たり1~2例だったが、現在この数は20倍に増えている。
グエン・ズイ・フオン医師は「女性にとって出産に最適な時期を過ぎると、妊娠は難しくなる。子どもを産むつもりなら、早目に結婚して出産を計画することを勧める」と話している。