ホーチミン市1区ドンコイ(Dong Khoi)通り151番地にある古いアパートで野良猫20匹以上が毒殺され、大きな話題になっている。
(C) toquoc |
野良猫を毒殺したのは、このアパートの2階でステーキレストランを経営している人物とされる。これを受け、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上ではこのレストランをボイコットするよう呼びかける動きが広がっている。
レストランのオーナーは5月28日、自分が野良猫を毒殺したことを認めて謝罪した上で、償いとして動物保護センターに寄付金を寄贈することを約束し、「糞尿の掃除でストレスが溜まっていたため、愚かなことをしてしまった」と釈明した。
事件が発生するまで、このアパートには約100匹もの野良猫が住みついていた。住人が野良猫に頻繁に餌をやっていたため、猫の数は増加する一方だった。
しかし、住人は糞尿を掃除せず、レストランのスタッフが店舗周辺をきれいに保つためにやむなく日々掃除していた。レストラン側は餌をやっていた人に餌をやらないよう求めたものの、相手は応じなかったという。
なお、同アパートの管理委員会はこれまで複数回にわたり野良猫の移動について会合を開き討論したが、打開策が見つからないままとなっていた。