電子・加熱式たばこ全面禁止も?ベトナムの喫煙率は世界15位

2022/11/25 04:40 JST配信

 情報通信省は23日、たばこ被害の防止に関する現状と課題、対策について記者発表した。

イメージ写真
イメージ写真

 ベトナムの喫煙率は世界15位で、喫煙者数は推定1560万人、年間49兆VND(約2700億円)がたばこ購入に費やされている。

 ベトナムでは毎年4万人あまりがたばこにより引き起こされた病気で死亡しており、この数はベトナムが効果的な対策を打たない限り、2030年には7万人にまで増加すると予想される。たばこによる死亡者数は、毎年の交通事故死亡者数の4倍近くに上る。

 ベトナムでは、成人の喫煙率は下がる傾向にある一方で、女性の喫煙率が上がる傾向にある。

 保健省は、若者を中心に利用が増えている電子たばこや加熱式たばこといった「新しいたばこ」について、手荷物や密輸によってベトナムに持ち込まれ、SNS上での広告によって消費者がインターネットを通じて違法に購入しやすい現状があるとしたうえで、現在はこれらの新しいたばこに対する規定がないことから、全面禁止することを提案している。

[Tuoi Tre 14:24 23/11/2022, F]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ファム・ミン・チン首相は13日、電子たばこ・加熱式たばこの管理強化に関する公電を送信し、保健省に対...
 喫煙率低下のために、多くの施策が行われてきたが、ベトナムは依然として世界で喫煙者が最も多い国のグ...
 ファム・ミン・チン首相はこのほど、2030年までのたばこ被害防止国家戦略を承認する決定第568号/QD-TTg...

新着ニュース一覧

 家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CP(12月15日施行)では、...
 日本全国に「イオンシネマ」98劇場を運営するイオンエンターテイメント株式会社(東京都港区)は7日、ベ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 アジア開発銀行(ADB)は10日、最新の「アジア経済見通し」を公表し、ベトナムの経済成長率予想を上方修...
 東南部地方ドンナイ省ディンクアン村のスオイコー地区に面するチアン湖では、カンボジアから帰国した越...
 ホーチミン市トゥードゥック街区で11日、マツダの東南アジア初となる旗艦ショールームがオープンした。...
 国会は10日、環境保護に関する政策・法律の実施効果を高めるための決議を採択し、この中でハノイ市とホ...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)が建設
 第15期(2021年~2026年任期)国会の最終会期となる第10回会議が11日に閉幕した。  今国会で51本の法...
 地場イノベーションファンド「ファンドゴー(FUNDGO)」は南中部地方ダナン市で10日、映画ファンド「ファ...
 ホーチミン市人民委員会は、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~タムルオン間)沿いの公共交通指向...
 ホーチミン市人民裁判所は11日、売春斡旋罪に問われていた元客室乗務員の女と、その愛人の中国人の男ら...
 ダイキン工業株式会社(大阪府大阪市)は、子会社のダイキンベトナム(Daikin Air Conditioning Vietnam、...
 ホーチミン市人民委員会はこのほど、タイで開催中の第33回東南アジア競技大会(SEA Games 33)に出場して...
 株式会社学研ホールディングス(東京都品川区)のグループ会社で、学研グループの海外展開推進を担うアイ...
トップページに戻る