常設仲裁裁判所(Permanent Court of Arbitration:PCA)は24日、ハノイ市バーディン区ディエンビエン街区チャンフー通り48A番地(48A Tran Phu, phuong Dien Bien, quan Ba Dinh)でベトナム事務所を開所した。
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開所式には、ブイ・タイン・ソン外相とマルシン・チェペラック事務総長が出席した。
PCAが事務所を置くのは世界5か所目、アジア2か所目で、ハノイ事務所は、事務機能、仲裁地の提供、PCAが取り扱う事件のための会議室の提供などを行う。
開所式でソン外相は、PCAは国際的に特に重要な紛争を解決する機関であり、ハノイ市に事務所を開設することは、多国間主義を促進し、国連憲章および国際法の原則を尊重するというベトナムの約束を示すものだと述べた。一方でマルシン・チェペラック事務総長は、これがベトナムとPCAのパートナーシップの重要な節目となり、国際社会の責任ある、積極的な一員としてのベトナムの役割を示すものになると述べた。
PCAはオランダのハーグに本部を置き、締約国は122か国。ハノイ市のほかにモーリシャス、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、シンガポール、ウィーン(オーストリア)に事務所を置く。ベトナムは2012年に加盟した。