ベトナム戦争に従軍した米国の退役軍人が、戦死したベトナム人兵士の日記を遺族に返還することを希望している。ファム・ミン・チン首相は、兵士の地元である北中部地方ハティン省人民委員会に対し、情報を確認して22日までに報告するよう指示した。
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ベトナム現地紙によると、米退役軍人ピーター・マシューズ(Peter Mathews)氏は、1967年11月に起きた南中部高原地方コントゥム省ダックトーの戦いで戦死したベトナム人兵士のリュックの中にあった日記を見つけ、これまで大事に保管してきた。
一部のページを翻訳したことで、この日記がハティン省キーアイン郡キースアン村のカオ・スアン・トゥアット氏の物だと分かり、遺族への返還を願うようになったという。ハティン省当局は情報を受けて調査し、記事の内容が正しいことを確認した。
マシューズ氏は先日、ベトナム現地紙のザンチー(Dan Tri)のオンラインでの取材に対し、3月にベトナムを訪問する意向を示した。関連当局は、日記の返還式を開く方向で調整している。
トゥアット氏の母方のおいのハー・フイ・ミー氏(62歳)は「日記を受け取る日を楽しみしている。日記を読むことで、まだ見つかっていないおじの墓を探す手がかりがつかめるかもしれない」と話した。