ドイツは、2023年1月1日から発給を開始し、「出生地」が個人情報ページに記載されたベトナムの新パスポートの使用を認めた。またドイツは、ベトナムのパスポート所持者に対し、複数年の滞在が可能な「シェンゲン・トラベル・ビザ(Cビザ)」の発給を再開した。在ベトナム・ドイツ大使館が17日に明らかにした。
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Cビザでは、6か月ごとに最大90日間のシェンゲン協定加盟国の滞在が認められる。同ビザの有効期間は最長5年。
この他、2022年7月1日から2022年12月31日までの期間に発給され、「出生地」が個人情報ページではなく備考ページに記載されており、まだ有効期限があるベトナムのパスポートについても使用が認められる。
これに先立つ2022年7月末、ドイツはベトナムの新パスポートに「出生地」が記載されておらず、管轄機関による本人確認が難航しているとして、ビザ発給を一時停止すると発表していた。シェンゲン協定加盟国のなかで、この決定を下したのはドイツが最初だった。