南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市にある海洋学研究所で28日、日本の獅子舞に似た「ムアラン(mua lan)」と呼ばれるベトナムの獅子舞(ライオンダンス)が、研究所に併設された博物館の大水槽の中で演じられた。これは、9月29日の中秋節に合わせたイベント。
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同研究所コミュニケーション・環境教育担当責任者のチュオン・シー・ハイ・チン氏は、今年の中秋節には入場者、とりわけ子どもたちのためにユニークな活動を紹介したいと思い、水中獅子舞を実施したと話した。
チン氏によると、困難だったのは獅子舞の大きな頭が水中で浮かないようにする方法で、工夫が必要だった。また獅子舞を演じる3人は研究所の技術職員で、1週間前に計画を知らされてから練習に励んだという。
ホーチミン市から見学に訪れたチャン・ディン・タイン・ハーさんは、ダイバーらの獅子舞を称賛し、「ニャチャン訪問中にとても素晴らしい特別プログラムを見ることができてとてもうれしいです」と語った。