- スターバックス・ハノイ郵便局店がオープン
- フランス建築とベトナム文化が融合した設計
- スタバは近年、高級店オープンに注力

米コーヒーチェーン大手スターバックス(Starbucks)は8日、ハノイ市ホアンキエム区にあるハノイ郵便局ビルの1階に「スターバックス・ハノイ郵便局店(Starbucks Ha Noi Post Office)」をオープンした。正面にホアンキエム湖を臨む好立地で、近くにはブックストリートやショッピングモールもある。
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ベトナムの大手オンライン不動産仲介サイト「バットドンサン(Batdongsan=不動産)」<Batdongsan.com.vn>によると、同地区にある物件の賃貸料は月額約2億6000万VND(約145万円)で、市内で最も高水準となっている。同立地での出店は象徴的な意味合いが強く、人通りの多い中心部への出店を優先するという同社の戦略に基づいたもの。
「スターバックス・ハノイ郵便局店」は、フランス建築とベトナムの文化的要素を融合させたデザインとなっており、ノスタルジックな雰囲気を感じさせる。円錐型の天井を持ち、ステンドグラスから差し込む光が店内を暖かく照らし、内装にはホアンキエム湖をイメージした曲線が多様されている。
なお、スターバックスは2013年にベトナム進出を果たし、2023年末までに店舗数を100店舗に伸ばした。2024年から2025年初頭にかけては、高級店のオープンに注力しており、今年4月にはホーチミン市1区ビテクスコタワー(Bitexco Tower)内に、高級店「スターバックス・リザーブ・ビテクスコ(Starbucks Reserve Bitexco)をオープンしている。