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南中部高原地方ダクラク省クークイン郡(huyen Cu Kuin)で6月中旬に発生した武装グループによる庁舎襲撃事件に関与したとして、これまでに92人の容疑者が起訴された。
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これは、トー・ラム公安相が政府を代表して国会に提出する報告書で明らかになったもの。容疑者らは、ベトナム政府に対するテロ容疑、犯罪隠ぺい容疑、犯人蔵匿容疑、不法出入国・不法滞在手配容疑で起訴された。
同事件では、警察官、公務員、住民合わせて9人の死者が出ている。容疑者らは、海外移住と金銭の支給を条件として凶行に加担した。深夜に庁舎2か所を襲撃し、庁舎内で警察官4人を殺害。他の警察官2人に重傷を負わせ、火炎瓶で施設を放火した。
武装集団はその後、通報を受けて庁舎に駆け付けたエアティエウ村(xa Ea Tieu)のグエン・バン・ズン共産党委員会副書記 兼 人民委員会主席とエアクトゥル村(xa Ea Ktur)のグエン・バン・キエン共産党委員会書記 兼 人民評議会主席を殺害し、さらに現場近くに居合わせた通行人3人を殺害した。
同事件ではこれまでに、軍用銃や自作銃、各種弾丸、手榴弾、爆薬、起爆装置、サイレンサー、スコープ、刃物、スリングショット、携帯電話など多数の証拠物件が押収されている。
今回の事件では、米国など国外に拠点を置く組織や個人が関与していたことが明らかになっており、テロを直接指揮するためにベトナムに戻ったとされる容疑者なども逮捕されている。
公安省は、同事件を教訓として受け止め、同様の治安びん乱事件が再び発生することのないよう警戒を強めて対策に取り組んでいるという。