- 24年、韓国は1万5374人を受け入れ予定
- EPSプログラム、2回の試験に合格必要
- 労働者の参加条件に年齢や健康など含む
韓国政府の雇用許可(EPS)プログラムによると、2024年に韓国は4業種で計1万5374人を受け入れる予定だ。2023年は1万2000人余りで、今年は受け入れを約3000人拡大することになる。
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業種別の内訳は、◇生産・製造業:1万1246人、◇漁業:3033人、◇農業:895人、◇建設業:200人。
EPSプログラムによる派遣者名簿に登載されるには、2回の試験に合格する必要がある。1次試験の韓国語能力試験(TOPIK)の合格者が、2次試験の職能試験を受けて合格すると名簿登載となる。書類受け付け期間は1月26日から30日まで、1次試験は3月5日から6月14日まで、2次試験は4月16日から7月6日まで行われる予定だ。
EPSプログラムに参加できる労働者の条件は、◇18~39歳、◇法律で規定されている犯罪歴がないこと、◇韓国から強制送還されたことがないこと、◇ベトナムからの出国が禁止されていないこと、◇韓国に不法滞在している親族がいないこと、◇十分に健康であることなどとなっている。このほか、業種によって追加的な条件を設定している。
なお、韓国は2023年に、ベトナム4省の一部地域についてEPSプログラムによる労働者の受け入れを停止したが、2024年は漁業と農業を除いて同地域からも試験に参加することが可能となる。
対象の行政区は以下の通り。
◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省:チーリン市(TP. Chi Linh)
◇北中部地方タインホア省:ドンソン郡(huyen Dong Son)、ホアンホア郡(huyen Hoang Hoa)
◇同ゲアン省:クアロー町(thi xa Cua Lo)、ギーロック郡(huyen Nghi Loc)、フングエン郡(huyen Hung Nguyen)
◇同ハティン省:ギースアン郡(huyen Nghi Xuan)、カムスエン郡(huyen Cam Xuyen)