- 監視カメラデータ盗まれ、SNS上で売買
- ハッキング映像を投稿するグループ多数
- ユーザーは設置後にパスワード変更を
家庭用の監視カメラでは、設置後にパスワードを再設定しないことも多い。しかしこれをいいことに、ハッカー達にデータを盗まれ、映像がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で売買される被害も後を絶たない。
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インスタントメッセージアプリ「テレグラム(Telegram)」上では、一般家庭やスパ、エステなどの監視カメラのハッキング映像を投稿するグループが多数存在する。投稿された映像にはぼかすなどの加工がされており、費用を支払えば、より鮮明な映像が受け取れることになっている。
このような監視カメラの映像を売買する、テレグラム上のあるグループの運営者にコンタクトをとると、15万~80万VND(約890~4700円)の複数の料金形態が提示される。料金しだいで、他人の家庭の監視カメラを直接見ることもできるという。
これについて、監視カメラを取り扱う業者によると、通常、監視カメラにはデフォルトのパスワードが設定されており、ユーザー側で設置後にパスワードを変更しなければならないが、変更しないユーザーが多く、このことをハッカーに利用されている。
この業者は、セキュリティ度を高めるには、パスワードと携帯電話を使ったワンタイムパスワード(OTP)の2段階認証となっている監視カメラを利用する方がよいとしている。