地球観測衛星「LOTUSat-1」、25年2月までに打ち上げ

2024/01/23 16:54 JST配信
  • 「LOTUSat-1」、25年2月までに打上げ
  • 地上システムは24年9月に完成予定
  • 日本ODAを活用した初の地球観測衛星

 ベトナム科学技術研究所傘下のベトナム国家宇宙センター(Vietnam National Space Center=VNSC)は、地球観測衛星「LOTUSat-1(ロータサット・ワン)」を2024年12月~2025年2月の間で打ち上げを予定していることを明らかにした。

(C)NEC
(C)NEC

 同衛星は重さ570kg。あらゆる気象条件、特に曇りや霧がかかった日、また日中と夜間の低照度条件下において高解像度の画像を撮影することが可能。軌道上での運用期間は5年間を予定している。

 また、同センターが整備・運用するハノイ市のホアラック宇宙センターに設置される地上システムの整備は2024年9月に完了する見込み。

 これに先立つ2019年、ベトナム国家宇宙センターは、住友商事株式会社(東京都千代田区)との間で、「LOTUSat-1」の開発・製造・打ち上げサービス調達と地上システムの整備、および衛星開発プロセスに向けた現地人材育成に関する契約を締結した。

 なお、この契約は、日本企業が政府開発援助(ODA)基金を活用した初の地球観測衛星案件で、国際協力機構(JICA)の本邦技術活用条件(STEP)に基づいて実現したもの。

[Quan Doi Nhan Dan 08:56 22/01/2024 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 日本国内とASEANのEPC(設計・調達・建設)事業などを手掛けるJESCOホールディングス株式会社(東京都港区...
 リモート・センシング技術センター(RESTEC、東京都港区)は、ベトナム科学技術研究所傘下のベトナム国家...
 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA、東京都調布市)は、日本電気株式会社(NEC、東京都港区)が...
 日本電気株式会社(NEC、東京都港区)は、住友商事株式会社(東京都千代田区)からベトナム向け地球観測衛...

新着ニュース一覧

 政府は、地域別最低賃金の適用地域区分を7月1日から村レベルの行政区(街区=phuong、村=xa、特区=dac...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は17日、フ
 商工省国内市場管理開発局によると、密輸や貿易詐欺、偽造品、知的財産権侵害の撲滅を目的とした集中取...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年5月の訪日ベトナム人の数は前年同月比+17.1%増の...
 日本の財務省が発表した2025年5月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比+7.2...
 YKK株式会社(東京都千代田区)は、世界有数の縫製産業拠点に成長したベトナムで、YKKベトナム(YKK VIET ...
 国会は17日、企業法の一部を改正・補足する法律を賛成多数で可決した。同法は7月1日に施行される。 ...
 ペトロベトナムグループ(Petrovietnam)傘下のペトロベトナム・テクニカル・サ
 米経済誌フォーチュン(Fortune)は、東南アジアの大手企業500社のランキング「フォーチュン・東南アジア...
 6月13日付け首相決定第1142号/QD-TTgにより、ベトナム初の自由貿易区(FTZ)が南中部沿岸地方ダナン市で...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 国会は17日、企業の生産活動および国民の消費需要を刺激すべく、付加価値税(VAT)税率が10.0%となって...
 イスラエルとイランの対立で中東情勢が緊迫化していることを背景に、ベトナム
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は16日、英
トップページに戻る