枯葉剤製造の米化学企業14社相手の裁判、8月に控訴審判決

2024/05/09 16:44 JST配信
  • フランスのパリ控訴院が8月22日に判決
  • 弁護側は化学企業の責任を主張
  • 化学企業側は主権免除を主張して責任否定

 ベトナム系フランス人女性チャン・トー・ガーさんが、ベトナム戦争時に米軍が使用した「エージェント・オレンジ(Agent Orange)」と呼ばれる有毒な枯葉剤(ダイオキシン)を製造・販売した米国の化学企業14社を相手取って起こした訴訟の控訴審で、フランスのパリ控訴院は7日、8月22日に判決を下すと発表した。

イメージ写真
イメージ写真

 ガーさんの弁護を自ら志願したベルトラン・レポルト(Bertrand Repolt)弁護士とウィリアム・ブルドン(William Bourdon)弁護士は、枯葉剤を米軍に供給した化学企業はその行為の責任があり、国への奉仕を理由に「主権免除」を享受することはできないと主張した。

 弁護士らは、化学企業が自発的に入札に参加し、枯葉剤の生産やダイオキシンの含有量を決定した結果として、ベトナムの人々と環境に壊滅的な影響を及ぼした十分な証拠があり、その影響は今日も続いていると述べた。

 化学企業側の弁護士は、米軍の要請に基づく行為であり、国家の行為は他国の裁判所で裁かれないという国際慣習法上の「主権免除」を主張し、責任を否定した。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナム系フランス人女性チャン・トー・ガーさんが、ベトナム戦争時に米軍が使用した「エージェント・...
 ベトナム系フランス人女性チャン・トー・ガーさんが、ベトナム戦争時に米軍が使用した「エージェント・...
 フランス・パリ郊外にあるエブリー(Evry)市の刑事法院は11日、ベトナム戦争時に米軍が使用した「エージ...
 フランス・パリ郊外にあるエブリー(Evry)市の刑事法院で25日、ベトナム戦争中に米軍によって使用された...

新着ニュース一覧

 内務省は、2026年のベトナム文化の日および2027年のテト(旧正月)と建国記念日に伴う休暇について、日程...
 教育訓練省は、東北部地方トゥエンクアン省のトゥエンクアン英才高校の試験会場における2026年高校卒業...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 VIETJOベトナムニュースが2026年7月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:
 烈士(戦死者)の遺骨の捜索・収集は、ほとんどの場合、ほんのわずかな手がかりから始まる。その手がかり...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によりますと、2026年4~6月の国内総生産(GDP)成長率(推定値)は前年同期比...
 南中部地方ダナン市人民委員会は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進およびデジタル経済の発...
 クラフトチョコレートの製造や販売を手掛けるザ・ココア・プロジェクト(The Cocoa Project)は、ホーチ...
 東北部地方クアンニン省のクアンイエン沿岸経済区で、ベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)が総額約5...
 ハノイ市のノイバイ国際空港は、車両の混雑緩和を目的に3日から導入した新たな車両動線計画について、...
 英国・ロンドンの高等法院は、ベトナムのアニメ制作会社であるSコネクト(Sconnect)が制作する人気アニ...
 南中部地方ダナン市で3日、国際ミスコンテスト「ミス・ヘリテージ・グローバル2026(Miss Heritage Glob...
 産業資材事業やディバイス事業、メディカルテクノロジー事業を手掛けるNISSHA株式会社(京都府京都市)は...
 国防省傘下空軍士官学校(Air Force’s Officer College、南中部地方カインホア省)で4日、国防省の決定に...
 ホーチミン市公共交通管理センター(Ho Chi Minh City Management Centre of Public Transport=MCPT)は...
トップページに戻る