- 自転車専用レーン、フエ市で約8km整備
- トーフウ通りなど市内の主要道路に
- 自転車の歩道乗り入れは危険との意見も
北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市は、トーフウ(To Huu)通りやボーグエンザップ(Vo Nguyen Giap)通りなどで、歩道上に自転車専用レーンを描く作業を完了しつつある。
(C) tuoitre |
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フエ市は、2016年に承認された第2級都市開発プログラム(グリーンシティ)に取り組んでいるところで、約1700億VND(約11億円)をかけて、交通インフラ整備、洪水抑制、環境衛生、生産・経営活動、都市の美観向上などを進めている。
自転車専用レーンは、フエ市スアンフー街区の省の行政機能を集めるエリアなど市内の主要な道路に整えられ、歩道の内側に、幅1mで緑に黄の縁取りで描かれる。総延長は約8km。歩道の一部に自転車専用レーンを設けた都市は、フエ市がベトナムで初めて。
自転車愛好家などの間では、交通量が多い道路の歩道に自転車専用レーンが設けられることを歓迎する声もあるが、歩道に自転車専用レーンを設けることは不適当という意見もある。
フエ市に住むHさんは、歩道は歩行者専用であるべきで、特にベトナムでは歩道がオートバイの駐輪場として使われることが多いため、自転車が歩道に乗り入れることは歩行者にとって危険を伴うとコメント。「トーフウ通りやボーグエンザップ通りにはもともと自転車を含む軽車両専用レーンがある。しかしこれらのレーンには自動車が駐車されて狭くなっている。本来ならこのレーンを解放し、自転車が通れるような解決策を考えるべきではないか」とHさんは話した。