- 建築・景観コンペ、フニが最優秀賞
- 博物館、ガックマー戦士記念碑地区に隣接
- 完成後は記念碑地区と一体の施設に
南中部沿岸地方カインホア省人民委員会は7月31日、チュオンサ博物館の建築・景観コンペの実施結果を承認したと発表した。
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最優秀賞(第1位)を受賞したのは、フニ・アーキテクツ(Huni Architectes)傘下フニ・ベトナム(Huni Vietnam)の作品番号「HD01」の建築・景観デザイン案。第2位は該当作なし、第3位には2作品が選ばれた。別の2作品は支援金を獲得した。
フニ・アーキテクツによると、デザインのインスピレーションは同省カムラム郡カムハイ村に建造されたガックマー戦士記念碑地区から得ているという。祖国のために犠牲になった64人の兵士を象徴する64の花が供えられている地下空間から、ベトナム人の熱い思いがあふれ出し、ガックマー島やチュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)、南シナ海の3方向に向かうイメージで設計されている。
チュオンサ博物館は、ガックマー戦士記念碑地区に隣接する1.71haの土地に建設される。デザインコンペと建設の費用は、民間企業が支援する。
ガックマー戦士記念碑地区は、ベトナム労働組合総連盟が事業主体となって2万m2余りの敷地に1300億VND(約7億6900万円)を投じて建設し、2017年7月に完成した。チュオンサ博物館の完成後は、同記念碑地区と一体の施設となる。