中部で墜落の訓練機、機体残骸を回収 墜落原因の調査開始

2024/11/11 14:14 JST配信
  • ヨックドン国立公園で墜落機体を発見
  • ブラックボックスを回収して分析開始
  • 操縦士2人は墜落前に脱出で無事

 南中部高原地方ダクラク省軍司令部は10日、同省ブオンドン郡クロンアナ村(xa Krong Ana, huyen Buon Don)にあるヨックドン(Yok Don)国立公園に墜落した訓練中の軍用機の残骸を回収して、墜落原因の調査を進めていると明らかにした。

(C)CAND
(C)CAND

 残骸の輸送は9日午後7時から始まり、南中部沿岸地方カインホア省へと運ばれた。墜落したのは、空軍士官学校傘下の第940連隊所属のロシアの複座高等ジェット練習機・軽攻撃機「Yak-130」(機体番号210D)。操縦していたのは、N・V・S大佐(男性)とN・H・Q上佐(男性)。

 6日午前10時38分、着陸準備中に着陸装置の一部にトラブルが発生したため、操縦士はパラシュートで降下するよう命令を受けた。2人は10時51分に南中部沿岸地方ビンディン省タイソン郡(huyen Tay Son)空域で脱出し、パラシュートで降下。2人は同日深夜に救出され、怪我もなかった。

 墜落地点が特定できずにいたが、地元住民からの情報提供により、ヨックドン国立公園に墜落した可能性が高まったため、軍と自警団、森林警備隊、地元住民などが協力して捜索に当たり、8日午後2時30分頃に墜落機体の残骸を発見。墜落した場所は木々が生い茂る密林だったため、機体は大きく損壊していたが、炎上はしていなかった。

 軍は残骸の中からブラックボックスを回収。こちらは分析のため、ビンディン省のフーカット空港に運ばれた。

[Cong An Nhan Dan 13:50 10/11/2024 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部沿岸地方ビンディン省で6日午前に訓練中の軍用機が墜落した事故で、軍は同機が南中部高原地方ダ...
 南中部沿岸地方ビンディン省で6日午前、訓練中の軍用機が墜落した。搭乗していた操縦士2人は無事だった...

新着ニュース一覧

 ルオン・クオン国家主席は、ペルーの首都リマで開催中のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)は、傘下
 中国で大人気のティードリンクチェーン「覇王茶姫(CHAGEE=チャジ)」が、ソーシャル・ネットワーキング...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 東南部地方バリア・ブンタウ省ブンタウ市在住のタック・グエン・フオック・ゾアインさん(50歳)は、長年...
 韓国のバイオ企業である現代バイオサイエンス(Hyundai Bioscience)は、自社デング熱治療薬「ザフティ(X...
 兵庫県神戸市と公益財団法人ひょうご産業活性化センターは、地元企業の海外ビジネス展開支援の一環とし...
 日本とベトナムのリソースを活用したハイブリッドなシステム開発を行う株式会社ハイブリッドテクノロジ...
 12日から14日までの日程でペルーを公式訪問したルオン・クオン国家主席は現地時間13日午後、ディナ・エ...
 国防省傘下ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)は13日、第5世代移動通信システム(5G)の無...
 スイスに本部を置くグローバル教育機関イー・エフ・エデュケーション・ファースト(EF Education First)...
 ビングループ[VIC](Vingroup)傘下ビンファスト(VinFast)製の電気自動車(E
 地場ビーグループ(Be Group)はこのほど、同社の展開する総合アプリ「be」を介した家事代行サービス「be...
 南中部沿岸地方クアンガイ省人民裁判所は12日、43年前に共犯者とともに6人を殺害した後、指名手配され...
 ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行(富山県富山市)は13日、ベトナム日本人材開発インスティチュ...
 国会は13日、2025年の国家予算案に関する決議を賛成多数で採択した。2025年の国家予算の主な指標は以下...
トップページに戻る