- 控訴した137人中125人の減刑認める
- 元局長1人は計25年から計22年の禁固刑に
- もう1人は禁固19年から禁固17年に減刑

交通運輸省傘下の車両登録検査局(車検局)および複数の省・市の自動車登録検査センターで発生した、贈収賄・贈収賄の仲介・公務執行上の文書偽造に関する一連の事件の二審裁判で、ホーチミン市人民上級裁判所は22日、一審判決を不服として控訴した137人中125人の減刑を認めた。
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このうち、収賄罪と公務執行上の職権乱用罪に問われていた車検局元局長(在任期間2014年1月~2021年7月)のチャン・キー・ヒン被告(男)は、一審判決の計25年の禁固刑から計22年の禁固刑に減刑された。
また、収賄罪に問われていたヒン被告の後任であるダン・ベト・ハー元局長(男、在任期間2021年8月~2022年12月)は、一審判決の禁固19年から禁固17年に減刑された。
同事件では、自動車登録検査センターの運営業者がセンター設立時に車検局のトップらに賄賂を渡したほか、設立後も毎月や毎四半期など定期的に賄賂を支払っていた。車検局の職員らに賄賂を渡していた自動車登録検査センターの職員らは、自動車オーナーから賄賂を受け取り、荷台を大きく改造するなど、安全基準や排ガス基準などを満たしていないにもかかわらず車検結果を操作して車検合格証明書を発行していた。
上級裁判所は、被告らが反省を示し、捜査にも協力的で、被害克服に努めたことを検討した上で、情状酌量の余地があるとして、判決を下した。