- ソンチャー半島でのサービス一時停止
- 観光客の36歳男性が墜落・死亡
- ダナン市で初のパラグライダーの重大事故
南中部地方ダナン市文化スポーツ観光局は9日、パラグライダーによる観光客の死亡事故を受け、ソンチャー半島でのパラグライダーサービスを一時停止すると発表した。安全確保のため、機材や操縦士の資格、地形、許認可手続きなどの安全体制全般を見直す方針を示した。
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事故は8日午後5時過ぎに発生した。H・Q・Tさん(男性・36歳、ホーチミン市在住)が、当日の最終フライトで滑空した際、操縦士とともに墜落し、ソンチャー山のふもと付近で死亡した。許可された区域内で滑空していたが、事故の詳細な原因は現在も調査中だ。
Tさんにパラグライダーサービスを提供したトロピカル・フォレスト(Tropical Forest)は、Tさんの遺体のホーチミン市への搬送と、葬儀の手配を行うことを約束した。
ソンチャー半島では、同社を含む5社が無動力パラグライダーサービスの提供を許可されており、滑空は毎日午後5時までと規定されている。
パラグライダーは、ダナン市で多くの観光客に親しまれてきた人気のアクティビティだが、今回が初めての重大事故となった。市当局は、事故原因の調査と再発防止策の検討を進めている。