ダナン空港、VNeIDを用いた専用搭乗レーンを試験導入

2026/04/13 05:24 JST配信

 南中部地方ダナン市ダナン国際空港では、10日より、国内線の搭乗手続きにおいて電子身分証明アプリ「VNeID」のレベル2アカウントを使用する乗客向けの専用搭乗レーンが試験導入された。従来の身分証明書の提示が不要となり、搭乗手続きの迅速化が期待されている。

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専用レーンの運用と利便性

 専用レーンは、第1旅客ターミナル(T1)の国内線出発ロビー2階の保安検査場に設置されている。乗客はVNeIDアプリにログインしてQRコードや電子身分証明情報を提示し、保安検査員が専用機器を用いて国家人口データベースとリアルタイムで照合を行う。

 これにより、従来の身分証明書を提示するよりも迅速かつスムーズに手続きを済ませることが可能となる。旅行シーズンなどのピーク時における空港内の混雑緩和や、スマート空港構築に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に寄与するものとみられている。

システムの安定化に向けた取り組み

 ダナン国際空港では、2023年8月から生体認証(Face ID)とVNeIDを活用した搭乗手続きを試行しており、今回新たに専用レーンを設けることで電子身分証明書の適用範囲をさらに拡大する。

 同市警察や社会秩序行政管理警察局(C06)の指導のもと、空港内には専用窓口が設けられ、乗客向けにVNeIDレベル2アカウントの発行をサポートしている。ただし、導入の初期段階においては、システムトラブルなどに備えて、乗客に対して引き続き身分証明書やパスポートなどの物理的な書類を携行することが推奨されている。

航空機搭乗における身分証明の最新動向

 同空港では先行して、全日空(ANA)が出資するベトナムのフラッグキャリアベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)と、国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の14歳以上の利用客を対象に、VNeIDのレベル2アカウントを活用した顔認証による搭乗手続きを導入している。

 一方で、2026年2月に施行された公安省の通達により、国内線搭乗時の本人確認において運転免許証を使用することが不可となったが、VNeIDのレベル2アカウントは引き続き有効な身分証明として利用可能となっている。


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