トー・ラム書記長 兼 国家主席のフランス公式訪問に合わせて、パリのフランス文化省で、2000年以上の歴史を持つ「ドンソン銅鼓」の返還式典が開催された。
![]() (C) VIETJO/Sa Huynh |
式典には、ラム書記長夫人のゴ・フオン・リー女史のほか、タ・クアン・ドン文化スポーツ観光次官、カトリーヌ・ペガール文化大臣、税関や外務省の代表らが出席した。
ドンソン銅鼓は東南アジアの青銅器時代を代表する遺物であり、ベトナムのドンソン文化(紀元前4世紀頃~紀元後1世紀頃)の遺物として知られている。古代ベトナム人の高度な製錬技術と歴史・文化を象徴する貴重な文化財とされる。
この銅鼓は2014年8月にフランスのレンヌ=サン・ジャック空港の税関により押収され、2015年11月以降はレンヌ美術館で保管・修復されていた。2026年にベトナム当局が返還を要請し、フランス側が承諾した。
銅鼓には、太陽や高床式住宅、ラック鳥のほか、農作業や狩猟、漁労、歌や踊りに興じる人々などの精巧な装飾が施されており、古代ベトナムの精神生活や農耕様式を生き生きと描き出している。
フランス文化省は今回の返還について、両国間の外交・文化関係の深まりを示すとともに、文化財の不法取引防止に向けた関係機関による連携の成果だと評価した。また、「文化財の不法な輸入、輸出及び所有権移転を禁止し及び防止する手段に関する条約(文化財不法輸出入等禁止条約、1970年ユネスコ条約)」をはじめとする国際協定の遵守と、世界の文化遺産の保護に向けた強い姿勢を改めて強調した。






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