日本人夫婦がベトナム農村に橋をプレゼント

2011/04/10 08:10 JST配信

 夫のノブヒロさんにとって、橋を架けることは子どもたちの安全を守るためだった。さらに川の両岸がつながれることによって、村の経済が発展することも願っていた。教員をしていたこともある妻のヒロミさんもまた、コンクリートの橋によって子どもたちの通学が安全になるよう願った。

(C)Vnexpress, Ha Thanh
(C)Vnexpress, Ha Thanh

 ノブヒロさんは自ら貧しい村に赴き、コンクリート化が必要な橋を調査した。2009年、一つの竹の橋をコンクリート化して、ヒロミさんは充実感に包まれていた。しかし2010年の夏に完成した橋を落成する時、彼女は突如腰の痛みに襲われ2か月間安静にしなくてはならなくなってしまった。落成式に立ち会えなくて彼女がとても悔しがっているのを見て、ノブヒロさんは妻のためにもう一つ橋を架けようと決心する。

 つい先日、ロンアンの橋の落成式に参加したときに、また別の地域で粗悪な木の橋を使っているのを見た彼女は、さらなる橋の建設を計画する。「来年またベトナムに帰ってきて、3つ目の橋の落成をするつもりです。」と夫妻は語る。

前へ   1   2   3   次へ
[Hà Thanh Vnexpress29/1/2011, 10:07 GMT+7 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 20年近くベトナムで暮らした日本人女性、吉井美知子さんはベトナムを第二の故郷のように感じているとい...

新着ニュース一覧

 西北部地方ライチャウ省共産党委員会は19日に開いた会議で、レ・ミン・ガン党委筆頭副書記が党委書記に...
 クーリングシステム製品やパワーシステム製品、サーボシステム製品を手掛ける山洋電気株式会社(東京都...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ベトナム鉄道総公社(Vietnam Railways=VNR)によると、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で働く幹部、公...
 南部メコンデルタ地方ドンタップ省に住むファン・ゴ・ジエム・フオンさん(女性・18歳)には「我が家」が...
 ハノイ市で10月1日(水)から3日(金)まで、同市ホアラックハイテクパーク(HHTP)の国家イノベーションセン...
 ベトナム戦争終結50周年を記念する特別展「ベトナム、記憶の風景」が、9月13日(土)から11月9日(日)まで...
 文化スポーツ観光省は外務省およびハノイ市人民委員会と協力して、10月4日(土)と5日(日)の両日に、タン...
 グエン・チー・ズン副首相は17日、企業データベース構築計画を承認する首相決定第2074号/QD-TTgに代行...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)はこのほど
 地場系コングロマリット(複合企業)であるアマッカオグループ(Amaccao Group)は18日、ハノイ市トゥンテ...
 ホーチミン市人民委員会は、所有する自宅が職場から遠く離れている労働者に対し、社会住宅の購入を支援...
 ハノイ市は、国内大手ビールメーカーであるハノイビール・アルコール飲料[BHN
 愛媛県は、2022年から南部メコンデルタ地方ベンチェ省との交流を推進してきたが、7月1日付けでベンチェ...
 国際通貨基金(IMF)はこのほど、2025年におけるベトナムの国内総生産(GDP)成長率予想を従来の+6.8%から...
トップページに戻る