ホーチミンの新たな路上文化、プラ椅子でカクテルを楽しむ若者たち

2021/03/07 03:05 ICT配信

 エックのマネージャーであるニューさんによると、店には毎晩100人以上もの客が訪れ、週末は特に混み合うため、予約をしていない場合やピーク時にはしばらく待つか、席が空かずに帰らなければならなくなる可能性も高いという。エックで有名なのは果物を使ったカクテルで、中でもリキュールと絶妙にブレンドされた甘酸っぱい味わいのグアバカクテルが人気だ。

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 「2015年ごろはほとんどお客さんがいませんでした。当時人気だったピーチティーを注文する人がいたくらいで、カクテルに興味を示す人はほとんどいませんでした。当時は必死にメニューを改善し、来店したお客さんに新しいメニューを試飲してもらっていました。それから数年が経ち、今ではこうしてたくさんのお客さんが来てくれるようになりました」とニューさんは語る。

 現在、バーはベトナムの若者にとって欠かすことのできない都会のトレンドだ。ここ2~3年の間に「飲みに行く」ことが身近な娯楽となり、カフェやミルクティー屋と同様に、バーもまた人々が集まる場所となっている。こうした中で、多様な店舗スタイル、空間設計、ドリンクメニュー、ユニークな体験など、バーは変化を続けている。

 フーニュアン区ホアスー(Hoa Su)通りにある「ゴールデンランド(Golden Land)」は、プラスチックの椅子数脚とドリンクや材料を搭載した1台のカートを備えただけの店だが、このエリアでは有名なストリートバーだ。新しいドリンクを作ることに情熱を注ぐ、店主で姉弟のジュリーさん(29歳)とJJグエンさん(26歳)は、若者たちが何も考えずに遊びに来られるような空間作りを目指している。

 「朝、この場所では私たちの両親がザライ省の汁なしフォー(pho kho=フォーコー)のお店を出しています。夜になると、朝と同じ椅子とテーブルを並べ替えてストリートバーを開いています」とジュリーさんは教えてくれた。店の場所代がそれほど掛からないため、ドリンクの値段は1杯5万VND(約230円)前後と手頃だ。

 「バーを開店する計画は行き当たりばったりでした。道具やカート、グラスなどを用意しただけで、2週間でメニューを考えました。全てがあっという間に進みましたが、だからと言ってクオリティの問題を見過ごしたわけではありません。様々な趣向に応えるため、メニューも随時更新していく予定です」とジュリーさん。

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