SNSでテトのバイク帰省仲間探し、同郷たちと愛する故郷へ

2024/02/04 10:26 JST配信

 トゥさんもゴックさんも、メンバー数が3000人にも上るSNSの「ザライ省バイク帰省の会」に参加している。VNエクスプレス(VnExpress)の調べによれば、SNSにはこのようにバイク帰省仲間を募るグループが20件以上存在し、それぞれメンバー数は3000~2万2000人にも及ぶ。その多くはホーチミン市を出発して、南中部高原地方や南中部沿岸地方、東南部地方に帰省する人々だという。

イメージ写真
イメージ写真

 テトが近づくと、こうしたグループの活動が活発化する。1日に5~10件の投稿があり、帰省の日時や方法を相談するのだ。

 「ザライ省バイク帰省の会」を立ち上げたバオ・トゥエンさん(男性)によると、こうしたグループのメンバーは主に学生や工場労働者、小さい子供がいる家庭、または50歳以上の労働者などだという。「グループは、慈善団体やバックパッカーのグループではなく、ボランティア精神と相互扶助のもとで活動しています」とトゥエンさん。

 各グループは、日によって40~120台のバイクで移動し、特に旧暦12月27日と28日の帰省が最も多い。グループはホーチミン市の集合場所を出発し、東南部地方ビンズオン省、同ビンフオック省、南中部高原地方ダクノン省、同ダクラク省を経由して、ザライ省に向かう。移動距離は400kmで、所要時間は交通状況にもよるが12~14時間ほどだ。

 「ダクラク省バイク帰省の会」の管理人のボー・チャム・ラムさん(男性・31歳)によると、バイクで帰省するメンバーの40%は、様々な事情で長距離バスのチケットが購入できない人々だという。

 ラムさんは、1月の初めから2024年のテトの帰省仲間を募り始めた。旧暦12月20日から29日にかけて、9回の旅が予定されており、一緒に帰省する延べ人数は1000人余りに上るという。帰省グループの主催側は、参加者の氏名や年齢、自宅の住所などの情報を集め、必要な人にはバイクの手配も行う。

 ラムさんのグループには約200人のボランティアメンバーがおり、ボランティアメンバーがサポートチームとして各日の旅程に散らばって参加する。グループは原則として1列になって、時速60km以下、人口密集地域では時速40km以下で走行する。一緒に帰省するバイクの台数は30~50台、旧暦12月27日以降は100台以上になる。参加メンバーは速度を守り、道案内チームより先を走ってはならない。

前へ   1   2   3   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市の「宝くじ集落」に暮らす人々の多くは、テト(旧正月)であろうといつもと変わらず、宝くじ...
 テト(旧正月)が間近に迫ると、帰省ラッシュとなり、そこかしこで辟易するような渋滞が発生する。  ...
(本記事は、ベトナム現地紙の読者コラムを翻訳・編集したものです。)  皆さんは、テト(旧正月)をどの...

新着ニュース一覧

 レ・ホアイ・チュン外相は26日、ミャンマーを公式訪問し、首都ネピドーで同国のミン・アウン・フライン...
 国際通貨基金(IMF)は2026年4月版の「世界経済見通し(WEO)」で、ベトナムの名目国内総生産(GDP)が2030年...
 地場不動産デベロッパーのFLCグループ[FLC](FLC Group)の副会長であるマ
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 かつてベトナム共和国(南ベトナム)のゴ・ディン・ジエム政権下で「生き地獄」と恐れられ、多くの愛国者...
 南部地方タイニン省国境警備隊は、日本人をカンボジアへ不法出国させようとしたとして、ベトナム人の男...
 東北部地方トゥエンクアン省トゥアンホア村(xã Thuận Hòa、旧ハザン省ビースエン郡)で...
 東急株式会社(東京都渋谷区)とホーチミン市人民委員会傘下の工業団地開発大手
 ハノイ市で、自動運転技術を活用したスマート交通システムの実証実験が行われる。同市人民委員会は、自...
 かつて最大44機の航空機を保有していた地場不動産デベロッパーFLCグループ[FL
 東北部地方クアンニン省は26日、中央直轄市への昇格決定を機に、同省における投資決定書などの授与式を...
 三井住友銀行が出資する大手民間銀行で、消費者金融子会社が強みのVPバンク[V
 政府は、サイバーセキュリティおよび個人データ保護分野における行政違反処分を規定する政令第330号/20...
 ホーチミン市建設局は、建国記念日(9月2日)に伴う8月29日から9月2日までの5連休に向け、公共交通機関の...
 株式会社ECMSジャパン(東京都中央区)が所属する、国際物流サービスを展開するECMSグループは、ホーチミ...
 ベトナムの国際インターネット接続を支える海底光ケーブル「アジア・アフリカ・ユーロ1(AAE-1)」と「第...
トップページに戻る