ホーチミンの貧しい下宿集落、子供たちが集まる識字教室

2025/03/16 10:29 JST配信

 「せめて読み書きができるように、子供たちに教室に通うことを勧めました」とトゥイさんは話す。今では、下宿の子供たちは全員、読み書きができるようになった。教えてくれた先生たちに感謝のメッセージを送ることもできる。

(C) VnExpress
(C) VnExpress

 ニャンさんたち5人きょうだいの祖母にあたるタック・ティ・フェップさん(女性・57歳)は、10年近く前にニャンさんたちとともにソクチャン省からホーチミン市に移住した。家族の誰も読み書きができず、孫を学校に通わせたいと何度も思ったが、フェップさんは身体が弱く、お金も足りず、手続きの方法もわからず叶わなかった。

 2024年半ば、レさんのサポートのおかげで、フェップさんは孫たちが生まれた5つの病院を訪れ、かつての病院代を支払い、書類をもらい、孫たちの出生証明書を取得した。おかげで現在は孫たちも皆、身分証明書を持っている。

 教室は下宿施設の敷地内にあるため、移動に時間もかからず、勉強も遊びもできる。自宅では、上の子が下の子の勉強を見ている。最近、政府が次年度から学費を無料にするというニュースを知り、フェップさんは孫たちも学校に通えるようになればと願っている。

 「孫たち皆、ずいぶん進歩しましたよ。以前よりも良い子になりましたね。読み書きができるようになるなんて、家族皆で喜んでいます」とフェップさんは話す。

 教室に通う、南部メコンデルタ地方バクリエウ省出身のバオ・ゴックさん(11歳)は、両親が離婚してから母方の祖母と暮らしている。ゴックさんは、「授業は楽しいし、朝ごはんも食べられるよ」と友人に誘われて、2年前から教室に通っている。

 ゴックさんは小学校5年生だが、友人の読み書きの勉強と復習を手伝うため、今でも教室に参加している。夏休みは土曜日と日曜日に教室が開かれるが、ゴックさんは皆勤賞だ。

 「先生や友達に会えて嬉しいから」とゴックさんは話した。

前へ   1   2   3   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 愛情に飢え、辛い子供時代を経験したホーチミン市在住のフイン・クアン・カイさん(男性・32歳)は、宝く...
 ここ数か月の間、北中部地方クアンチ省フオンホア郡(huyen Huong Hoa)のフオンリン小中学校が開講した...
 南中部高原地方ダクラク省クロンアナ郡ドゥルクマル村の地域文化センターでは、文字の読み書きができな...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市烈士(戦死者)遺骨捜索・収集・身元確認指導委員会は21日午前、身元不明の烈士遺骨から採取...
 国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)傘下で海外事業を展開する携帯通信事業者
 米国政府は、第三国を経由した原産地偽装などによる関税回避(迂回輸出)のリスクがある約40の国・地域を...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ハノイ市ゴックハー街区(旧バーディン区)ホアンホアタム(Hoang Hoa Tham)通り456番地の路地裏で、毎週...
 ホーチミン市人民委員会は、8月23日(日)に同市ヒエップビン街区(旧ホーチミン市直轄トゥードゥック市)...
 地場系コングロマリット(複合企業)のアマッカオグループ(AMACCAO Group)傘下のギャラックス(Galax)はこ...
 政府は、労働、社会保険、および契約に基づくベトナム人労働者の海外派遣分野における行政違反の処罰に...
 中国国家移民管理局は8月20日、ベトナムおよびキルギスの国民を対象として、240時間のトランジットビザ...
 化学品やセメント、電子材料・先端材料などの製造・販売を手掛ける株式会社トクヤマ(東京都千代田区)は...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)は、202
 スウィンバーン・ベトナム(Swinburne Vietnam)と米クアルコム(Qualcomm)は、学術協力および人材育成に...
 地場大手コーヒーメーカーのチュングエングループ(Trung Nguyen Group)傘下のチュングエン・レジェンド...
 自動料金徴収(ETC)サービス「e-TAG」を展開する自動車・バイク小売大手タスコ
 政府は、南部メコンデルタ地方アンザン省にあるカインビン(Khánh Bình)国境検問所を国際国境...
 地場テクノロジースタートアップであるイーオンテック(EON Tech)は、米国の人工知能(AI)研究所であるオ...
トップページに戻る