グエン・タン・ズン首相は1日に開かれた政府の月例会議で、2019年にハノイ市で開催が予定されている「第18回アジア競技大会(ASIAD2019)」について、開催の実現性が低いのであれば辞退も辞さない考えを示した。
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ズン首相はホアン・トゥアン・アイン文化スポーツ観光相に対し、アジア大会開催に関する具体的な計画案を来週中に報告するよう指示した。ズン首相は、文化スポーツ観光相が首相への報告の前に国会常務委員会に報告したことに苦言を呈した。また、「アジア大会のハノイ開催には同意したが、実現可能な計画案がなければ事業を許可することはできない。実現性が低ければ辞退もあり得る」と述べた。
2019年アジア大会のハノイ開催については、事業費総額が1億5000万ドル(約154億円)と巨額に上ることから、「実現は不可能」や「別の時期の開催を検討すべき」といった声が上がっていた。グエン・バン・ネン政府官房長官によると、開催を辞退したとしても制裁はないという。
ベトナムは第18回アジア競技大会の開催地として立候補し、2012年のアジア・オリンピック評議会(OCA)でハノイ市が開催地として選ばれている。