ホーチミン市に拠点を置く多くの旅行会社は、英語やフランス語などの主要言語以外の言語のできる観光ガイドを用意できないため、仕方なく外国人ツアー客の受け入れを断っている。11日付ジエンダンゾアンギエップが報じた。
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主用言語以外の言語を使用する国々からの観光客は増加傾向にあるが、そうした外国語に対応できる観光ガイドは数が限られている。各社は外国語のできる人を見つけ、研修を行って観光ガイドに仕立て上げているが、それだけではガイドの職業証明書は取得できない。観光法で、ガイドの資格要件として大卒であることが規定されているためだ。
市文化スポーツ観光局と市観光協会は、文化スポーツ観光省や観光総局に対し、ガイドの資格要件を緩和するようこれまで何度も提案している。実際、大卒でなくても、外国語ができガイド業をこなせる人は少なくない。しかし、この提案は握りつぶされたままだ。同市の観光関係者らは、このままでは外国人ツアー客をみすみす逃してしまうことになると危機感を募らせている。