フーコック島:20日に外国人観光客受け入れ再開、ベトジェット便で韓国人209人入国

2021/11/17 18:23 JST配信

 南部メコンデルタ地方キエンザン省フーコック市(島)は20日、ベトナムへの外国人・越僑(在外ベトナム人)観光客受け入れ再開試行事業の一環として、外国人観光客を約2年ぶりに受け入れる。

(C) Vietjet Air
(C) Vietjet Air

 第1弾では、ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)を有する韓国人観光客209人が、ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の運航するチャーター便「VJ3749便」で韓国の仁川(インチョン)国際空港を出発し、20日正午にフーコック国際空港に到着する。

 観光客は、3泊4日のパッケージツアーに参加し、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンパール(Vinpearl)の娯楽リゾート複合施設「フーコック・ユナイテッド・センター(Phu Quoc United Center)」で過ごす。

 パッケージツアーは、ビンパールの戦略的パートナーであるマーケティング・ハイランド・トラベル(Marketing Highland Travel)が手配する。

 観光客は空港でスクリーニングを受け、アプリ「IGOVN」と「PC-Covid」をインストールした後、宿泊先のビンパール・リゾート&スパ・フーコック(Vinpearl Resort & Spa Phu Quoc)に移動する。また、ツアー初日と最終日に抗原検査を受ける。

 ビンパールは安全性を高めるべく、同事業に求められる新型コロナ対策に加えて、「3つの現場」(◇現場での生産、◇現場での食事、◇現場での休憩・宿泊)の体制を導入している。

 今回を皮切りに、フーコック島は12月から月に20便のペースで外国人観光客を受け入れる予定。

 なお、これまでに観光客受け入れ再開試行事業への参画が認められているのは、キエンザン省と、◇南中部沿岸地方ダナン市、◇同クアンナム省、◇同カインホア省、◇東北部地方クアンニン省人の計5省・市となっている。

 2021年4月に開業したフーコック・ユナイテッド・センターは、国内初の24時間・年中無休の娯楽リゾート複合施設。敷地面積は1000haで、ビンパールの各種ブランドのホテルのほか、国内最大規模のテーマパーク「ビンワンダーズ(VinWonders)」、18ホールのゴルフ場、大規模な5つ星カジノ「コロナ・フーコック(Corona Phu Quoc)」、リゾート・娯楽・商業サービス複合施設「グランドワールド・フーコック(Grand World Phu Quoc)」、サファリパーク型動植物園「ビンパール・サファリ・フーコック(Vinpearl Safari Phu Quoc)」、病院「ビンメック・フーコック国際総合病院(Vinmec Phu Quoc International Hospital)」などを併設している。

[Vietjet Air 16/11/2021, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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