交通運輸省傘下の民間航空局(CAAV)によると、2022年1~6月期における航空旅客数は2330万人以上で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行以前の2019年同期の60%まで回復した。
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2022年1~6月期における国内線旅客数は2080万人以上で、2019年同期と比べて+12%増加した。一方、国際線旅客数は約250万人で、2019年同期の4分の1程度に留まった。
国内線の客足は2022年4月ごろから回復の兆しが見え始め、6月に入ってから急伸。同月の国内線旅客数は500万人以上で、2019年6月と比べて+39%増と大幅に増加した。
CAAVは、「国内線各便の座席利用率はいずれも85%以上に達しており、国内線の航空市場は完全に回復した」と評価した。
なお、国際線旅客数が期待通りに回復していない原因としては、◇東北アジアをはじめとする多くの国・地域が依然として厳しいコロナ対策を維持していること、◇ロシア市場が戦争により一時停止していることなどが挙げられる。