- 全国の重要な海洋観光の中心地の一つ
- 観光地間の適切な移動手段が存在せず
- 運用開始には法的枠組みの整備など必要
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南中部沿岸地方ビンディン省人民委員会はこのほど、交通運輸省に対し、ビンディン省で運行する「空飛ぶタクシー」のパイロットプロジェクト計画の作成方針を検討し、首相に提案するよう要請した。
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同省人民委員会によると、この地方は美しいビーチや大小30余りの島、沿岸の湾やラグーンなど多数の観光資源に恵まれており、地域観光の中心地として発展を目指しているだけでなく、「2020年までのベトナム観光開発計画および2030年までのビジョン」の中で全国の重要な海洋観光の中心地の一つとされている。
しかし今の時点では、こうした自然の美しさを観賞したり、各観光地の間を便利かつ迅速に移動したりできる適切な交通手段が存在しない。空飛ぶタクシーは、4~5人が搭乗できる小型の電動垂直離着陸機で、観光客にとって理想的な交通手段とみられている。
ビンディン省人民委員会は、「空飛ぶタクシーは同省の観光発展の要件に合致する、発展の可能性の高い交通手段であり、同省が地域内の魅力的な目的地になることに貢献する」と期待を示した。ただし、正式に運用を開始するまでには、試行計画からロードマップの作成、法的枠組みの整備などの手順を踏む必要があると指摘している。