東北部地方クアンニン省は、世界自然遺産であるハロン湾において電波が不安定なエリアをカバーし、観光客の利便性向上と安定した通信接続を確保するため、低軌道衛星通信インターネットアクセスサービス「スターリンク(Starlink)」のアクセスポイント10か所を展開する。
![]() (C) Thanh Nien |
ハロン湾・イエントゥー世界遺産管理委員会のマイ・ブー・トゥアン委員長によると、ハロン湾の多くの場所での通信電波不足を解消するため、スターリンクシステムの導入に向けて調整を行っているという。
これに先立ち、ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)傘下のベトテル・クアンニン(Viettel Quang Ninh)は、観光客が多いものの圏外になりやすいコンドー(Cong Do)地域とブンビエン(Vung Vieng)漁村に、第4世代移動通信システム(4G)などに対応した基地局(BTS)2か所を設置し、半径10~15kmをカバーしている。
しかし、地形が複雑なハロン湾の多くの地域では、地上通信インフラの整備が困難であるため、安定した通信を確保するための追加インフラとしてスターリンクが選ばれた。
計画によると、◇ブンビエン漁村北東部、◇ザン島(hon Ran=蛇の島)、◇バーメン寺(den Ba Men)、◇ティエンオン洞窟(hang Tien Ong)、◇チョン洞窟(hang Trong)、◇ルオン洞窟(hang Luon)、◇ディンフオン島(hon Dinh Huong)、◇カップタオ湾(vung Cap Tao)、◇トゥンサウ湾(vung Tung Sau)、◇チャーサン(Tra San)、◇カットラン(Cat Lan)、◇コー洞窟(hang Co)など、複数の候補地点(約10か所)に設置される。
2026年4~6月に5か所で稼働を開始し、残りの施設も年内に展開される予定だ。これにより、観光サービスの質の向上や緊急時の通信手段の確保が期待されている。
スターリンクは、米国の航空宇宙メーカーであるスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX=SpaceX)が開発・提供する低軌道衛星インターネットアクセスサービスだ。スペースX傘下のスターリンクサービス・ベトナム(Starlink Services Vietnam)はこのほど、科学技術省から衛星通信インフラを備えた固定衛星通信サービス提供に関するライセンスを取得した。同社は資本金300億VND(約1億8000万円)で、2025年9月に設立された。





)
)

免責事項
)
)
)
)
)
)
)

)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)