ベトナムで人材紹介を行う JellyfishHR がお届けする在住日本人へのインタビュー。
今回は、ホーチミン市にあるIT関連企業で働く 染谷直樹さん(23歳) にインタビューしました。
ベトナムで働き始めてから 僅か7か月でディレクターにスピード昇進 した染谷さん。
染谷さんの仕事に対する情熱や目標についてお話を伺いました。
日本で働いているうちに強まった思い
―― こんにちは!早速ですが、自己紹介をよろしくお願いします。
染谷:はい! 染谷直樹、23歳です。現在、ホーチミン市にある プロステージ というIT企業でウェブサイトの制作をしています。
日本からサイト制作を受注して、ベトナム人デザイナーやプログラマーに指示出しをするディレクターとして働いています。
―― 日本とベトナムの橋渡し役としてご活躍されているんですね! 染谷さんはまだ23歳とお若いですが、新卒でベトナムへ?
染谷:最初は日本で就職をして、営業職として働いていました。半年くらい働いていたのですが、海外への憧れがどうしても強くなり、「やっぱり海外へ行こう!」と決めて転職をしました。
ステップアップに向けて
―― 海外で働くといっても、色々な国があると思いますが、はじめからベトナムに絞っていたんですか?
染谷:いえ、はじめはアメリカでの就職を志望していました。学生時代にお金を貯めてはアメリカ旅行をしていたこともありますし、夢を持って生活している感じが好きなんです。
でも日本で半年しか働いていませんし、現実的には無理なので、途中から考え方を変えました。
―― まさにアメリカンドリームを実現したかったんですね。でも、どうして考えを変えたのでしょうか?
染谷:転職コンサルタントの方に相談したときに、ベトナムを薦められました。はじめはベトナム就職をあまり真剣に考えていなかったのですが、将来アメリカで働くために、「まずここから始めよう! 最初のステップだ!」という気持ちになったんです。
―― 自分が納得して今後のキャリアに繋げられるなら最高ですね! 将来はまた他の国で働きたいということですか?
染谷:はい。日本人やベトナム人だけではなく、色々な国の人と仕事を通じて関わってみたいと思いますし、自分自身どこの国でも働けるような人間になりたいと考えています。
壁を破り、溝を埋める
休日にボルダリングを楽しむ染谷さん
―― ベトナムは「最初のステップ」とおっしゃってましたが、実際に仕事をしていて身についたスキルなどはありますか?
染谷: 物事を全体的に捉える力 がついたと思います。私の仕事が日本とベトナムの橋渡しの役割だからということもあります。お客様の要望を汲み取りながら、なおかつベトナム人デザイナーやプログラマーに気持ちよく仕事をしてもらえるように、各方面に気を遣っていかねばなりません。
―― これからどのような仕事をするにしても大切な力ですね。ベトナム人デザイナーやプログラマーとの関係など、仕事をする上で大変なことはなんですか?
染谷:やはり言語の壁は大きいので、伝えたいことが上手く伝わりきらないのは、もどかしいです。でも、こちらから溝を埋めていかなければいけないと思うので、文字や言葉だけでなく、図を使った説明など工夫もしています。
―― 少しの工夫で距離が一気に縮まることがありますよね。休日は何をしてらっしゃるんですか? ベトナム人と遊んだりするんですか?
染谷:はい! 仲のいいベトナム人と一緒にお酒を飲んだり、最近絡みが濃いです。ほかに、趣味でビリヤードやボルダリングもしています。
―― すごく充実していますね!
ストレスを感じない日々
―― ところで染谷さんがベトナムで働いたり、生活をしたりしていて感じる魅力には、どんなものがありますか?
染谷: ストレスフリー に生活できることですかね。住まいや食事に不満もないですし、生活をする上で不安に感じることもありません。
あとは、街中でも1本道が違うと雰囲気がぱっと変わるようなところが楽しくて、魅力的に感じています!
仕事の面から考えてみても、 ベトナムはチャレンジしやすいので最初のステップとして最適 でした。
―― 確かに、都会のビルも自然も庶民の生活も、一度に感じることができますよね。最後にこれからベトナムに就職・転職を希望している人にメッセージはありますか?
染谷:ベトナムに一度も来たことがない状態で転職をする人が少なくないと聞きました。実際に自分もそうだったんですけど、やはり、 今後生活をしていくことになるかもしれないわけですから、一度は事前に現地へ足を運ぶべき だと思いました。
―― そうですね。具体的にイメージするためにも大切なことですね。本日はありがとうございました!