東南部ビントゥアン省風力発電協会のグエン・ボイ・クエ会長は、風力発電による電気の買電価格引き上げについて政府に要望書を提出する予定だと明らかにした。クエ会長によると、商工省は13年前に定められた1キロワット時当たり4米セント(約3.8円)という買電価格を維持しているが、10米セント(約9.4円)以上でなければ採算が取れないという。
ベトナムは風力発電に適した場所が多いことでよく知られており、すでに20社以上の企業がこの分野に投資している。しかし通常電力に比べ発電コストが2~2.5倍高いうえ、政府からの企業支援策もまだないため、投資をちゅうちょする企業も多いという。