- ミンフン・シキコ工業団地の43haの用地
- 第1期年産能力1440万本、投資総額5億USD
- 工場拡張に2.8億USD投資へ
中国のタイヤメーカーである山東昊華輪胎(Shandong Haohua Tire)はこのほど、東南部地方ビンフオック省でタイヤ工場第1期の稼働を開始した。2023年9月の投資証明書取得から1年余りで完成した。
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同工場は同省ホンクアン郡ドンノー村(xa Dong No, huyen Hon Quan)のミンフン・シキコ(Minh Hung Sikico)工業団地内にある面積43haの用地に建設され、第1期の年産能力は1440万本、投資総額は5億USD(約770億円)。年間生産額は少なくとも7億7000万USD(約1190億円)となる見込みだ。
工場の稼働により、年間約12万0420tの天然ゴムと合成ゴムを消費するほか、地元労働者1600人と外国人労働者200人の雇用を創出することも期待されている。
また、同社は工場の拡張に向けて2億8000万USD(約430億円)の投資を決定している。第2期の敷地面積は31ha、年産能力は1000万本、年間生産額は3億2200万USD(約500億円)となる見通しだ。
第2期が完成すれば、工場の年産能力は2440万本、年間生産額は10億9200万USD(約1680億円)余りへとそれぞれ引き上げられる。投資総額は合わせて7億8000万USD(約1200億円)となり、国内最大規模のタイヤメーカーになる見込みとなっている。