- 台湾ウィストロン・ニウェブが追加投資
- ハナム省第3ドンバン工業団地で工場運営
- 米スペースXのサプライヤー

台湾の電子機器メーカーであるウィストロン・ニウェブ(Wistron NeWeb=啓碁科技)は、ベトナム子会社のニウェブ・ベトナム(NeWeb Vietnam)に3000万USD(約44億円)を追加投資することを明らかにした。
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ウィストロン・ニウェブがこのほど台湾証券取引所(TWSE)に送付した資料によると、今回の投資金は長期投資で、ニウェブ・ベトナムの計画に沿って複数の段階に分けて使用するという。追加投資の原資は自己資金と銀行融資によるもの。
ニウェブ・ベトナムは2020年半ばに設立され、初期の資本金は6000万USD(約89億円)だった。2021年8月に稼働を開始し、従業員数は約2000人となっている。同社が北部紅河デルタ地方ハナム省の第3ドンバン工業団地内で運営している工場は敷地面積11.3haで、うち第1期が6.4ha、第2期が4.9haとなっている。
第1期の生産規模は、家庭用スマートデバイスが1000台、固定無線デバイス、企業向けネットワーク機器、インフラ向けネットワーク機器が計1000台で、第2期には倍増する予定だ。
なお、ウィストロン・ニウェブは米国の航空宇宙メーカーであるスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX=SpaceX)のサプライヤーとなっている。