- マクワウリの名産地の星州地域から輸出
- 08年に10品目の輸出許可に向け交渉開始
- 24年4月に交渉妥結、輸出実現
韓国の農林畜産検疫本部はこのほど、韓国産マクワウリをベトナムに初輸出したと発表した。
![]() イメージ写真 |
輸出されたのは慶尚北道(キョンサンブクド)星州(ソンジュ)郡の月恒(ウォルハン)農協によるマクワウリだ。星州地域は、マクワウリの名産地となっている。
これに先立ち同本部は2008年、韓国産農産物10品目の輸出許可に向けた交渉を開始した。リンゴ、ナシ、ブドウ、トマト、イチゴ、カキ、パプリカ、柑橘類、モモ、マクワウリ・メロンに関する交渉を行い、2023年までにマクワウリ・メロンと柑橘類、モモを除く7品目の輸出許可が下りていた。
マクワウリの輸出に向けては、栽培地や選果場の登録、ミスジミバエが発生していないことの証明のほか、ベトナムの検疫専門家が栽培地を訪れるといった手続きを実施。2024年4月に交渉が妥結し、今回の輸出につながった。
これまで韓国は日本や台湾、香港など20以上の国・地域にマクワウリを輸出してきた。2024年には合計約280t、金額にして132万6600USD(約1億9800万円)規模を輸出。うち最大の輸出国である日本に対しては、約195t、80万2800USD(約1億2000万円)分を供給した。