- ブンアン経済区内で完成式典を開催
- 全長225m、4.5万t級の貨物船が接岸可能
- 3つの埠頭の年間取扱量650万t超に拡大

ラオス・ベトナム国際港(Lao Viet International Port)はこのほど、北中部地方ハティン省キーアイン郡のブンアン経済区内でラオス・ベトナム国際港の第3埠頭の完成式典を開催した。
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式典には、ベトナムのルオン・クオン国家主席、ラオスのトーンルン・シースリット国家主席 兼 ラオス人民革命党中央委員会書記長らが出席した。
第3埠頭は全長225mで、4万5000t級の貨物船が接岸できる。年間貨物取扱能力は215万t。第1・第2埠頭と合わせた港全体の年間取扱量は、従来の450万tから650万t超へと拡大する見込みだ。
第3埠頭の稼働は、ベトナムとラオス、さらに周辺地域における経済・社会の持続的発展を支える重要なインフラ整備の一環であり、今後増加が予想される物流需要への対応が期待されている。また、地域の投資環境の向上や、ラオスおよびタイ東北部との越境物流・貿易の促進にもつながる見通しだ。
グエン・チー・ズン副首相は式典で、第3埠頭の稼働開始がベトナムとラオスの経済協力における新たな節目になると強調した。また、ブンアン経済区の物流拠点としての地位向上と、国内外からの投資呼び込みに弾みをつける契機になると述べた。