- 南部解放・南北統一50周年記念式典に出席
- ハイレベル合意を着実かつ効果的に実施へ
- クオン国家主席、4月末にラオス訪問

ルオン・クオン国家主席は4月28日、北中部地方ハティン省でラオスのトーンルン・シースリット国家主席 兼 ラオス人民革命党中央委員会書記長と会見した。
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シースリット国家主席は、ハティン省のブンアン経済区内のラオス・ベトナム国際港の第3埠頭の開港式や、ベトナムの南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)の記念式典に出席すべく、28日から30日までの日程でベトナムを訪問した。
クオン国家主席は会見で、ベトナムの革命と国家建設におけるラオスのこれまでの支援に感謝の意を表した。また、ラオス・ベトナム国際港は両国の真摯な関係を象徴するものであり、今後の協力強化や両国の経済社会発展に大きく貢献するとの期待を示した。
一方、シースリット国家主席は、4月30日の勝利はベトナム・ラオス・カンボジア3か国の誇りだと強調した上で、かつての共通の敵に対する抵抗運動の時期だけでなく、現在の国家建設や国防・安全保障においても、常にラオスに最大限の配慮と深い支援を示してきたベトナムに対し、深い感謝の意を表明した。
両首脳は、これまでに達成された両国間のハイレベル合意を着実かつ効果的に実施していく強い決意を確認した。
ベトナムとラオスはハイレベルの訪問を頻繁に行ってきた。クオン国家主席は4月24日と25日にラオスを公式訪問し、シースリット国家主席をはじめとする首脳陣と会談したばかりだ。
なお、ベトナムの領土は中部が特に狭く、防衛上の課題となっている。ベトナムの北部と中部に接するラオスは、ベトナムを守る盾のような存在であるため、ベトナムはラオスとの友好関係を非常に重視し、内陸国であるラオスにベトナムの港湾を使用させるなどして同国の経済社会発展を支援している。