テーゾイジードン投資、EC市場に6年ぶり再参入

2025/05/23 15:20 JST配信
  • ECサイト「MWGショップ」立ち上げ
  • 食品販売店と薬局は未対応
  • 既存インフラ活用、オンライン展開に注力

 携帯電話小売・家電小売最大手でミニスーパーを拡大中のテーゾイジードン投資[MWG](Mobile World Investment Corporation)はこのほど、新たな電子商取引(eコマース=EC)プラットフォーム「MWGショップ(MWG Shop)」を正式に立ち上げた。

(C) znews
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 2018年に前身のECサイト「Vuivui.com(ブイブイドットコム)」を閉鎖して以来、約6年ぶりの本格的なEC事業への再参入となる。

 MWGショップは、同社の顧客ロイヤルティアプリ「VIPギフト(Qua Tang VIP)」内に統合されており、主要小売ブランドである携帯端末販売店「thegioididong.com(テーゾイジードンドットコム)」、アップル(Apple)製品専門店「トップゾーン(TopZone)」、家電販売店「ディエンマイサイン(Dien may XANH=グリーン家電)」、マタニティ・ベビー用品専門店「アバキッズ(AvaKids)」の商品が同アプリで購入できる。

 現時点では、食品販売店「バックホアサイン(Bach hoa XANH=グリーン百貨店)と薬局「アンカン(An Khang)」は未対応だが、一部の食品・飲料カテゴリーの取り扱いはすでに開始している。ただし、生鮮食品などはまだ取り扱っていない。

 MWGのグエン・ドゥック・タイ会長は4月に開催された定時株主総会で、「店舗網の物理的拡張には限界があり、今後は既存インフラを活用したオンライン展開に注力する」と述べており、今回のEC市場再参入はその戦略の一環とみられている。

 同社は2030年までに東南アジアでトップの小売・EC企業を目指しており、「MWGショップ」の立ち上げは、実店舗とオンラインを連携させたオムニチャネル戦略の中核と位置づけられている。

[Kinh Te Chung Khoan 11:12 22/05/2025, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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