- トゥービエン橋~サイゴン川区間建設案件
- 交通ネットワーク向上、地域間連携強化
- 投資総額約650億円、工期26か月

東南部地方ビンズオン省人民委員会は、ホーチミン市環状4号線の一部となるトゥービエン橋~サイゴン川区間建設案件(第1期)の投資主の選定結果を承認した。同案件は官民パートナーシップ(PPP)方式によるBOT(建設・運営・譲渡)契約で行われる。
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同案件の投資主として、ベカメックスIDC[BCM](Becamex IDC)、ベカメックスIJC[IJC](Becamex IJC)、デオカー(カー峠)グループ(Deo Ca Group)の共同企業体(JV)が選定された。
同区間は4車線で、ビンズオン省のタンウエン市、ベンカット市、バックタンウエン郡を通過する。設計速度は時速100kmとなる。同案件は、東南部地方ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港と、南部重点経済地域の各省・市を結ぶ交通ネットワークの効率向上や、地域間連携の強化を目的としている。
同案件の投資総額は11兆7430億VND(約650億円)、工期は26か月、道路使用料の徴収による運営期間は33年5か月となっている。
環状4号線は全長207km余りで、東南部地方バリア・ブンタウ省のビエンホア~ブンタウ間高速道路を起点、ホーチミン市のヒエップフオック港を終点とする。バリア・ブンタウ省、ドンナイ省、ビンズオン省、ホーチミン市、南部メコンデルタ地方ロンアン省の5省・市を通過し、投資総額は約120兆4120億VND(約6700億円)となる。