- 通達第18号/2024/TT-NHNNに基づく規制
- 磁気カードからICカードへの切り替え必要
- 銀行員を装った詐欺行為にも注意呼びかけ
7月1日から、国内の全ての現金自動預け払い機(ATM)などで、磁気カードが使用できなくなった。銀行カード事業に関するベトナム国家銀行(中央銀行)の2024年6月28日付け通達第18号/2024/TT-NHNNに基づく規制で、カードの裏面に黒い帯状の磁気テープが貼られているカードは、ICカードへの切り替えが必要となる。
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中銀の統計によると、5月末時点で約800万枚の磁気カードが流通しているが、実際に取引に使われているのは約14%の100万枚余りとなっている。
中銀と商業銀行は顧客に対し、使用しているATMカードやクレジットカードなどの種類と切り替えが必要かどうかを確認するとともに、この機に乗じて銀行員を装って不正な利益を得ようとする行為にも注意するよう呼びかけている。
磁気カードからICカードへの切り替えは、最寄りの銀行窓口で手続きするか、銀行アプリで手続きして自宅または窓口で受け取るほか、銀行のカスタマーケアセンターに問い合わせるといった方法で行うことができる。