- 7月1日から新たな行政区分「特区」
- 村レベルの行政区に位置づけ
- 経済的・国防的に重要な離島に設置
国家構造改革の一環として、7月1日から新たな行政区分「特区(dac khu)」が設けられ、全国で13の特区が正式に誕生した。
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特区は、村レベルの行政区に位置づけられ、経済的・国防的に重要な離島に設置される。これにより、村レベルの行政区は、◇都市部の「街区(phuong)」、◇農村部の「村(xa)」、◇離島の「特区」の3種類となった。
全国の13の特区は以下の通り。
1.バンドン特区(東北部地方クアンニン省)
2.コートー特区(同)
3.カットハイ特区(北部紅河デルタ地方ハイフォン市)
4.バックロンビー特区(同)
5.コンコー特区(北中部地方クアンチ省)
6.ホアンサ特区(南中部地方ダナン市)
※ベトナムが領有権を主張するホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)にあたるが、領有はしていない。
7.チュオンサ特区(南中部地方カインホア省)
※ベトナムが領有権を主張するチュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)にあたり、一部を領有している。
8.リーソン特区(南中部地方クアンガイ省)
9.フークイ特区(南中部地方ラムドン省)
10.コンダオ特区(ホーチミン市)
11.フークオック特区(南部メコンデルタ地方アンザン省)
12.キエンハイ特区(同)
13.トーチャウ特区(同)
なお、ベトナムでは7月1日、郡レベルの行政区(省・中央直轄市傘下の市、区=quan、郡=huyen、町=thi xa)を廃止し、◇省・中央直轄市レベル、◇郡レベル、◇村レベルの行政区の従来の3層構造から、◇省・中央直轄市レベル、◇村レベルの2層構造に移行した。