- 25年9月の国別分類報告書を発表
- フロンティア市場から新興国市場に格上げ
- 海外資金流入と国際的評価の向上に期待
インデックス開発大手の英FTSEラッセル(FTSE Russell)はベトナム時間8日、2025年9月の国別分類報告書を発表し、ベトナムの株式市場を「フロンティア市場」から「新興国市場(セカンダリー・エマージング・マーケット)」へ正式に格上げした。
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これは、10年以上にわたる市場改革の成果を示す歴史的な節目で、今後の海外資金流入と国際的評価の向上に向けた重要な一歩となる。
FTSEラッセルは、ベトナムが事前資金預託を不要とする決済制度(ノン・プレファンディング・ソリューション=NPS)」を導入し、決済エラー処理の仕組みを整備したことで、新興国市場のすべての技術基準を満たしたと評価した。
これにより、ベトナムは「FTSEオール・ワールド・インデックス(FTSE All-World Index)」や「FTSEエマージング・マーケット・インデックス(FTSE Emerging Markets Index)」などの主要指数に組み入れられる見通しだ。
格上げの正式な発効日は2026年9月21日で、同年3月の中間見直し後に段階的に実施される予定だ。