- アクセス数75億回、利用時間2.83億万時間
- 半年ごとに約3倍のペースで利用時間増加
- ダウンロード数で国産アプリが3位
生成人工知能(AI)ブームがベトナムでも急速に広がっている。米調査会社センサータワー(Sensor Tower)が発表した「AIの現状レポート(State of AI Report)」2025年版によると、ベトナムにおける2025年1~6月期のiOSとAndroidのAI生成アプリへのアクセス数は75億回、利用時間は2億8300万時間に上った。
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1日あたりの平均では、利用時間が160万時間、アクセス数が4100万回の計算となる。
利用時間は、2024年1~6月期が3620万時間、同年7~12月が1億0100万時間で、半年ごとに約3倍のペースで増加している。
人口約1億人のベトナムでは、2025年1~6月期に国民1人あたり平均2.83時間、約75回のアクセスを生成AIアプリに費やしたことになる。
ダウンロード数ランキングでは、「ChatGPT」と「Gemini」に次いで国産アプリ「AI Hay」が3位に入り、「DeepSeek」や「Grok」を上回った。月間アクティブユーザー数では、「AI Hay」が「ChatGPT」に次ぐ2位となった。
ベトナムのユーザーが2025年1~6月期に生成AIアプリに支出した金額は749万USD(約11億3000万円)で、過去最高となった。ただし、国産アプリは依然として無料または低額のモデルを採用しており、売上トップ10には入っていない。これは、ユーザーベースの拡大を優先しているためとみられる。
財政省傘下の国家イノベーションセンター(NIC)が今年4月に発表した報告書によると、ベトナムは東南アジア諸国連合(ASEAN)地域における生成AIスタートアップの数で全体の27%を占め、2024年の調達資金は7億8000万USD(約1200億円)に達し、シンガポールに次ぐ2位となった。




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